2026.03.27
コラム「学校生活管理指導表」について
シン・東京駅こどもの成長クリニックでは喘息や食物アレルギーを持つお子さんが園や学校に提出する学校生活管理指導表の記載を行います。

記載のご希望、記載内容についてのご相談があればいつでもお受けいたします。
学校生活管理指導表は、喘息や食物アレルギーを持つお子さんたちの現在の症状や治療、注意点などを医師が記載し、それを園や学校に提出いただきます。
家族、園・学校と医師が情報を共有し、お子さんが安心して通園・通学ができるようにするものです。
特に食物アレルギーについては、園や学校では加工品含めすべて摂取できないもの(完全除去)、調理方法によっては摂取可能なもの(固ゆで卵は摂取可能など)、加工品は摂取可能など、家庭での摂取状況や症状の有無を親御さんからよくお聞きして記載します。
学校生活管理指導表を提出する場合は、以下にご留意ください。
- 今まで医師に食物アレルギーや疑いと診断されたお子さんは園や学校に早めに相談
- 園や学校から「学校生活指導管理表」の用紙をもらう
- いつ、何が原因で、どういう症状が出たか、などをメモに書き、アレルギー検査をやったことがあれば、その結果も一緒に持って受診する。
- 医師に記載してもらったら、学校生活管理指導表を園・学校に提出する
注意点
毎年、年度末に学校生活管理指導表の記載目的に、アレルギー検査を希望される家族が少なくありません。
食物アレルギーの診断や心配な食物が摂取可能かどうかは検査結果で決めるわけではなく、実際にどの食物を摂取してどのような症状が出たのか、そういう事が何度あったのか、などが重要です。
中には、鶏卵のアレルギー検査を毎年行い、少しでも陽性なら1年間鶏卵を完全除去。それを毎年繰り返し、さらには家庭でも鶏卵を全く食べていない、試そうともしない。そういう家族も多いのです。
まず少量からでも摂取しようとしなければ、ずっとそのままで、成人になっても鶏卵を食べられません。
また、医師としては、学校生活管理指導表を記載さえすれば、それで終わりではなく、その後どうやって摂取していくのかの計画を立て、その説明をきちんと親子にする必要があります。アナフィラキシーなどの重症の症状の経験があれば、負荷試験可能な施設に紹介することも考慮します。 学校生活管理指導表の記載を医師との接点のチャンス、今まで摂取をためらっていた食物を摂取するチャンスにし、お子さんが近い将来、何でも摂取可能となり、楽しい食生活につながれば幸いです。